9月20日朝刊「本よみうり堂」で紹介する新刊10冊
9月20日(日曜)朝刊の「本よみうり堂」で紹介予定の書籍10冊を一覧で紹介。ジュンパ・ラヒリ『ローマ物語』や佐藤卓己『受験戦争のメディア史』など、予定は変更の可能性あり。
9月20日(日曜)朝刊の「本よみうり堂」で紹介予定の書籍10冊を一覧で紹介。ジュンパ・ラヒリ『ローマ物語』や佐藤卓己『受験戦争のメディア史』など、予定は変更の可能性あり。
肖像画家が引退し、息子が工房を継いだ。息子は父と違い粗野だが絵は精確で、特に女性像が生々しい。しかし、その完璧さゆえに男たちは不安を覚える。
千早茜の連載「スモーキングルーム」第74回。鼠は東洋人の貴婦人に関する蝙蝠の言葉を聞き、厨房でスープを受け取り、総支配人の部屋へ向かう。ホテルの裏側で交錯する人々の物語。
寝静まったホテルに忍び込んだ鼠と煙。鼠は客室の鍵穴の香りから孔雀の部屋を特定し、煙と共に暗闇に慣れた目で東洋美術品が飾られた部屋へ足を踏み入れる。
スモーキングルーム第78回(千早茜)。女性が巾着袋から取り出した故郷の神様の木彫り像。鼠は香りの秘密を守ることを約束し、衝立の絵は孔雀ではなく鳳凰だと告げられる。
任侠電器第161回。長坂さつきが日村に「私、かわいくないでしょう」と切り出す。着る物や持ち物に興味がなく、話も上手くないため暗いと言われると語る。日村は意図を測りかねるが、話を聞くしかないと考える。
歌舞伎批評で知られた演劇評論家の渡辺保さん(本名・邦夫)が9日、死去した。90歳だった。型の精密な分析と人間心理の深い洞察で現代の歌舞伎批評を確立し、2024年に文化功労者となった。
芥川賞作家の川上未映子氏が9日、自身のインスタグラムで50歳の誕生日を迎えたことを報告し、ファンから「キレイすぎ」「50歳に見えなさすぎてビビってます」などの声が相次いでいる。
福山暁の星女子中学・高校の司書・吉岡史恵さんが、ヨシタケシンスケ著『にげてさがして』(ポプラ社)を紹介。嫌なことから逃げることは恥ずかしくないと説くこの絵本は、中高生や大人の生きづらさに寄り添う一冊。
『著作権全史』(デイヴィッド・ベロス、アレクサンドル・モンタギュー著、小佐田愛子訳)を国際日本文化研究センター教授の山田奨治氏が書評。著作権の起源は1710年のアン法ではなく、1774年の英国の海賊版裁判だとする新たな歴史観を紹介する。
進化人類学者デイヴィッド・サムソン氏の著書『分断と排除の人類史』を桜美林大准教授の西山守氏が評する。人類の集合知を善の方向に活用するための現実的な処方箋を提示する一冊。
造形作家・批評家の岡﨑乾二郎氏が、AI時代における芸術の力を考察した『芸術の発見』を、東京都現代美術館学芸員の藪前知子氏が書評。AIとの対話を創造的にするモデルを古典的な哲学問答に探る。
9月13日(日曜)朝刊の「本よみうり堂」で紹介予定の本が発表された。月村了衛『機龍警察 漆黒社会』や佐伯一麦『水平と垂直』など全9冊をラインナップ。予定は変更の可能性あり。
佐賀市出身の作家・上村裕香さん(25)が初の長編小説『海の底に雨は降らない』(幻冬舎)を刊行。ヤングケアラーだった主人公が物語を紡ぎ自分を取り戻す姿を通し、物語が持つ「ケア」や「回復」の力を描く。
任侠電器第153回。真吉が昼食を用意し、女の子たちが言っていた「ヤバいやつ」が街の不良で、暴走族くずれだと判明。かつて暴走族はヤクザの予備軍だったが、今はその構図も変わってきた。
水原秋桜子が虚子への愛憎を綴った『高濱虚子 並に周囲の作者達』を題材に、俳句観の相違による弟子離反の背景を考察。1931年の武蔵野探勝会での離脱表明や、虚子の句と秋桜子の句の対比を紹介する。
ミステリー作家・越尾圭さんが、暑い季節に涼しい気分になれる「怖い」3作品を紹介。『怖い客』『昭和奇譚 窓辺の怪物』『【NEW!!】あなたが出品されました』を、それぞれの魅力とともに解説します。
本庄市出身の国学者・塙保己一の生涯を描いた「見えるか保己一」の著者、蟬谷めぐ実さんが読売新聞のインタビューに応じ、「読んだ人が、もっと保己一について知りたいと思うきっかけになれば」と期待を込めた。
日本文学振興会は31日、芥川賞の選考委員に作家の村田沙耶香さん(47)が加わると発表した。来年1月20日に予定されている次回の選考会から参加する。村田さんは2016年に「コンビニ人間」で芥川賞を受賞している。
作家の小林恭二さん(68)が17年ぶりとなる新作小説『三鬼』(講談社)を刊行。昭和15年を舞台に、新興俳句の旗手・西東三鬼の活躍を虚実交えて描く大作。執筆の背景には現在の世界情勢への危機感があるという。
服部龍二著『安倍晋三』の書評。安倍氏を「不完全なリアリスト」と評し、FOIP構想や集団的自衛権容認などの業績と、北方領土や尖閣での失点を分析する。千々和泰明・日本大准教授が評する。
ベストセラー『#真相をお話しします』の映画化で注目される結城真一郎さんが、長編『少年ABCの完璧な選択』を刊行。現代的なガジェットから距離を置き、非行少年たちの人間ドラマを描いた意欲作について、著者に聞いた。
産経新聞の校閲担当者が、原稿中の「太平洋島しょ国」の表記を検討する過程で、誤って「太平洋島諸国」と指摘しそうになった経験を紹介。正しくは「太平洋・島嶼国」であると解説する。
鳥類学者の川上和人氏が、ベン・ゴールドファーブ著『道路をわたる動物たち』を書評。道路が野生動物に与える影響を多角的に解説する約500ページの決定版で、日本の課題も紹介する。
米子市出身の作詞家・岡本おさみさんの功績を後世に伝えようと、市民団体「岡本おさみさんを語る会」会長の長谷川泰二さん(80)が活動を続けている。記念碑建立や作詞集発刊、若手育成アワード創設を目指す。
落語家の三代目桂花團治さんが、ソ連侵攻で樺太から引き揚げた女性を題材にした創作落語を完成させた。育ての母が樺太出身だったことに着想を得て、置き去りにされた乳児のエピソードを加筆した。
日本民俗学の父・柳田国男が1934年に刊行した『民間伝承論』。市井の人々に向けた「当事者参加型学問」の原点であり、民俗学ブームの水源ともいえる名著の文庫復刊を、民俗学者の島村恭則氏が提言している。
文庫本より小さい手のひらサイズの「ミニ本」がホラーやミステリーで相次ぎ刊行され、安価で短時間で読めるとして新しい小説読者を増やす呼び水に期待がかかる。背筋さんの『口に関するアンケート』は46万部のベストセラーに。