作家25年の軌跡、米澤穂信さんエッセー集『談話室米澤』
作家デビュー25周年を記念したエッセー集『談話室米澤』(日本経済新聞出版・1980円)が刊行された。収録された68編には、米澤穂信さんの素顔と思考の軌跡がつづられている。過去の自分を否定せず、好奇心を仕事とする姿勢を語る。
作家デビュー25周年を記念したエッセー集『談話室米澤』(日本経済新聞出版・1980円)が刊行された。収録された68編には、米澤穂信さんの素顔と思考の軌跡がつづられている。過去の自分を否定せず、好奇心を仕事とする姿勢を語る。
11月1日(日曜)朝刊の「本よみうり堂」で紹介予定の本を一覧で掲載。川越宗一『縁切りの宿 桂屋調べ帖』や『歩くことの人類史』など10冊。予定は変更の可能性あり。
山形県米沢市の上杉神社稽照殿で23日、修理を終えた上杉謙信・景勝と直江兼続の甲冑や兜を一堂に並べた特別展示が始まった。26日まで。ガラス張りで前後左右から見学でき、戦国武将の気風を間近に感じられる。
フランスの文学賞メディシス賞の外国小説部門で、松家仁之さんの小説「火山のふもとで」が最終候補に選ばれた。発表は11月2日。2012年発表のデビュー作で、読売文学賞を受賞。韓国では12万部超のベストセラー。
第78回正倉院展の開会式と内覧会が23日、奈良国立博物館で開催され、約1900人の招待客が60件の宝物を鑑賞した。一般公開は24日から11月9日まで。
作家の村上龍さんが17日に74歳で死去した。自伝的小説を映画化した「69 sixty nine」の李相日監督が、撮影当時の村上さんの印象や「想像力」という言葉の思い出を語った。
「限りなく透明に近いブルー」で鮮烈なデビューを果たした作家の村上龍さんが17日、亡くなった。74歳だった。長崎県佐世保市出身で、芥川賞を受賞しミリオンセラーとなった。
奈良県高取町の壺阪寺・仁王門に安置される金剛力士立像が、室町時代の文明17年(1485年)に制作された可能性が高いことが分かった。解体修理で墨書きが判明し、仏師3人の名前も明らかになった。
東京国立近代美術館で10月23日から「竹久夢二 時代を創る表現者」が開催される。最高傑作《黒船屋》が約40年ぶりに東京で公開され、全国から作品・資料500点超が集まる過去最大規模の夢二展となる。
就寝前の自由時間、同室の皆が歌やトランプを楽しむ中、スエは本を読み、輪に入らない。美貴子はスエの生きる喜びが理解できず、自分自身の心の穴にも悩む。
『がん―4000年の歴史―〔決定版〕』は、がん治療の失敗と克服を医師と患者の苦悩を軸に描く。タバコ産業との攻防や最新治療の加筆も見どころ。小説家・岩木一麻氏が評する。
佐藤弘夫著『山に棲む霊』は、古代から現代まで日本人と山との関わりを辿った精神史。山は神の棲む場所から浄土へ、やがて死者の棲家へと変貌を遂げた。柳田國男の通説を覆す最良の入門書だ。
大連から来たお嬢様と噂される美貴子は、掃除や洗濯ができず、作法の正座にも耐えられず、舎監や先生を嘆かせる。面倒を見るのは真面目なスエだった。
福岡市在住の作家・森バジルさん(34)が、長編ミステリー『探偵小石は戻らない』(小学館)を刊行。昨年のベストセラー『探偵小石は恋しない』の続編で、叙述トリックを駆使し「言語化ブーム」に疑問を投げかける意欲作。
食の雑誌「dancyu」元編集長の植野広生さんが、両親の介護を通じて「食事は人生の終わりにおける人間の尊厳の最後のよりどころ」と考えるようになった。エッセー「父の棺に焼きそばを」でその日々をつづった。
文化審議会が重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定するよう答申した京料理(会席)の高橋英一さん(87)。14代主人を務める瓢亭で会見し、「思いもよらないことで感無量です」と喜びを語った。
16日の文化審議会答申で「生活文化」分野初の重要無形文化財保持者(人間国宝)に吟醸造りの農口尚彦さん(93)が選ばれた。70年以上酒造りに携わり、「日本酒の本来の味を守っていきたい」と喜びを語った。
新卒就職者の3年以内離職率は31.5%。面接でのミスマッチが課題となる中、ネットザマリオネットが就活面接のリアルなすれ違いを描いた4コマ漫画を公開し、共感を呼んでいる。
読売新聞朝刊家庭面の連載「こどもの詩」が2027年に開始60年を迎える。1967年5月に始まり、歴代の著名な詩人が選者を務めてきた。現在は平田俊子さんが担当し、子どもたちの感性あふれる作品と選者の短評が親しまれている。
美貴子は寄宿舎の掃除に苦労する。冷たい水で雑巾を絞り、床を磨く日々。舎監の先生に厳しく指導され、心は納得できない。それでも週末の帰宅を心の支えに、美貴子は掃除を続ける。
読売新聞静岡県版の文芸コーナー「しずおか時事川柳」の選者、今田久帆さんに、時事川柳の魅力や作り方のコツを聞いた。5・7・5のリズムの大切さや、物事の本質を捉える「穿つ」ことの重要性について語る。
小説「紺碧のアビタシオン」第29回。美貴子は母の絵を絹のスカーフに包み、大連を離れる。港で友人たちに見送られ、東京での明るい未来を信じて船に乗る。
第33回松本清張賞受賞の森山世衣さん『ひなたの中継点』と、逢崎遊さん『裸足のゴースト』が出版された。全国高校駅伝の女子選手と、ブラインドランナーの伴走者をテーマに、走る人々の息遣いを描く。
美貴子は母から音楽の道を許さず、東京女子高等師範学校への進学を命じられる。頭の出来は良いと言われ、家事科に興味を示すが、音楽への思いは断ち切れない。
工藤俊雄さんの第1句集『幻肢』は、失った事物のささやきを捉えた95歳の第一句集。道券はなさんの第1歌集『ひからせる』は、角川短歌賞受賞作を含む意識の流れを定着させた作品集。
文化人類学者の楊海英氏が、ユン・チアン著『翔べ、ワイルド・スワン』を書評。母親と自身の経歴からなる現代中国の社会史に、自身の経験を重ねて共鳴しつつ、中国の圧政への抵抗の思いを綴る。
同志社大教授の佐藤翔氏が『本作り500年の歴史』(アダム・スミス著、村上彩訳)を書評。印刷・製本・装丁など「もの作り」としての本作りの歴史を、携わった人々に焦点を当てて辿る内容を紹介している。