カテゴリー : 文学


「父たちのこと」評 戦争末期の軍艦裏方の克明記録

読売新聞編集委員・鵜飼哲夫氏が、阿部公彦著『父たちのこと 一九四四年のクラスメイト』を評する。父・克巳氏の手記を基に、駆逐艦「秋風」での食事や装備など、戦争末期の日本軍の実態を克明に描いたノンフィクション。

「退位」の終戦史 免責と問責に揺れた天皇 書評

河西秀哉著『〈退位〉の終戦史 免責と問責にゆれた天皇』を歴史学者・君塚直隆氏が評す。占領期の昭和天皇退位論議を三つの時期に分け、戦争責任をめぐる国内外の論理を詳細に論じる。

ナマケモノは意外と早起き?「体内時計」の科学書

植物生理学者・遠藤求氏が、ヒト以外の生きものの時間戦略を解説。ナマケモノの睡眠時間やアリの格差社会など、多様な生物の体内時計の仕組みを紹介する。小中学生の自由研究にも参考になる一冊。

モーロクらんらん:叔父・軍兵衛への郷愁

俳人・坪内稔典氏が、一族のリーダーだった叔父・軍兵衛を回想。脳溢血で寝たきりになった後も、目で喜びを表現した姿や、周囲に信頼される人物への憧れを綴る。

中公文芸賞に月村了衛さん

第38回中公文芸賞が発表され、月村了衛さんの「機龍の乙女」が受賞した。同賞は中公新書などで知られる中央公論新社が主催する文学賞。

向田邦子文庫、収集資料1万3000点 45年

実践女子大学渋谷キャンパスにある向田邦子文庫。蔵書や遺品など収集資料は約1万3000点にのぼる。没後45年を迎え、展示室では直木賞作家の面影をしのぶことができる。

河井継之助の「峠」は北国街道、直筆史料で判明

幕末の長岡藩士・河井継之助が江戸遊学で通ったルートが直筆の新史料で明らかになった。司馬遼太郎の小説「峠」で描かれた三国峠ではなく、北国街道から中山道の碓氷峠を越えていたことが判明した。

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