カテゴリー : 文学


『トマス・ヴェンツロヴァ自選詩集』書評 詩で世界と連帯

リトアニアの詩人トマス・ヴェンツロヴァの『自選詩集』(櫻井映子訳)が刊行。日本初のリトアニア語原典からの翻訳詩集であり、詩人自身が選んだ自選詩集としても世界初。困難を生き抜く示唆に満ちた一冊を鴻野わか菜氏が評する。

【本よみうり堂】10月18日朝刊で紹介する新刊8冊

10月18日(日曜)朝刊の「本よみうり堂」で紹介する8冊を発表。井戸川射子『印象・スケッチ』やミランダ・ジュライ『はいつくばって』など、多彩なジャンルの新刊が並ぶ。予定は変更の可能性あり。

海上保安官、刑務官、入国警備官を描く3作品を紹介

ミステリー作家の越尾圭さんが、海上保安官、刑務官、入国警備官という普段あまり知る機会のない職業を描いた3作品を紹介。『海の教場』『慟哭の刑務官』『潜伏 入国警備官・霧原隆一』を通じて、社会の安全を支える仕事に迫る。

東大寺再建の重源と豪族・成良の物語を書籍化

奈良徳島県人会相談役の本出良一さんが、東大寺再建に尽力した重源と四国の豪族・田口成良を描いた「大仏復興ものがたり」を自費出版。史実を踏まえつつ、2人の心情を大胆に創作した。

任侠電器第185回:店の改革巡る夫婦の対話

任侠電器第185回。昇は店の存続のため改革の必要性を訴えるが、おかみさんは「潰れりゃいいさ」と反論。店はまだ社長のものだと諭され、阿岐本らは騒動が治まったと判断し退席する。

ゾウと日本人1500年、木下直之さん『ゾウに乗る』

静岡県立美術館館長の木下直之さんが著書『ゾウに乗る』で、アジアゾウの高子を起点に日本人とゾウの関わりを1500年にわたってひもとく。戦後、デパートの屋上で子供たちを楽しませた高子の視点から、日本社会の変遷を描き出す。

写真が語るアイヌの「いま」 宇井眞紀子氏の34年

写真集『アイヌ、現代の肖像』は、写真家・宇井眞紀子氏が34年にわたりアイヌ民族の現在を見つめてきた軌跡を収めた一冊。北海道から世界へ広がる取材の記録と、先住民族の等身大の姿を伝える取り組みを書評する。

本よみうり堂:10月11日朝刊で紹介する新刊10冊

10月11日(日曜)朝刊の「本よみうり堂」で紹介予定の本が発表された。森埜こみち著『ファイティング!』や清水唯一朗著『〈きく〉ことの教科書』など10冊をラインナップ。予定は変更の可能性あり。

読売新聞Books1周年、張本勲氏の軌跡や戦争責任など注目作

読売新聞の電子書籍レーベル「読売新聞Books」がリニューアル1周年を迎えた。張本勲さんの生涯を綴った一冊や思春期外来の現場を描く作品、戦争責任を検証した大型連載の電子書籍版など、いま読みたい珠玉のタイトルを紹介する。

紺碧のアビタシオン第16回 窪美澄が描く大連の記憶

美貴子は、芳子から受け取った薔薇と白いレースのハンカチを隠し持つ。大連の町では日本人と中国人の暮らしは明確に分けられ、少年たちが中国人の子どもを殴る光景も目にする。幸せな日々は永遠に続くと思っていたが、ある時が来るまでだった。

紺碧のアビタシオン第14回 和室の権威に違和感

窪美澄の連載小説『紺碧のアビタシオン』第14回。美貴子は和室での父への挨拶に不自由さを覚え、権威主義的な空間を終生嫌う。大連で初めて見た白いスーツ姿の川島芳子に衝撃を受ける。

文芸評論の再武装『バグるラスコーリニコフ』樫原辰郎著

樫原辰郎著『バグるラスコーリニコフ』(晶文社・2530円)は、進化心理学やAIなど最新科学を駆使し、ドストエフスキー『罪と罰』の喜劇性を暴く文芸評論。行動経済学や認知科学の知見で古典を読み直し、文芸評論の刷新を試みる一冊。

仏ゴンクール賞、AI執筆疑いの候補作を選考から排除

フランスの権威ある文学賞「ゴンクール賞」の選考委員会は25日、AIで執筆した疑いがあるとして、ハイチ出身作家の候補作を選考から排除すると発表した。SNSでの告発や盗作論議を受け、選考委員会は「AI生成の文章による創作作品は決して支持せず、容認しない」と表明した。

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