鉄道沿線の今昔を収めた写真集『ディスカバード・ジャパン』評
写真家・大木茂氏の最新写真集『ディスカバード・ジャパン 鉄道沿線に見るこの国の姿、今昔』が刊行。1960~70年代の蒸気機関車の白黒写真と、2016年から2024年に同じ場所・アングルで撮影したカラー写真を対比。近現代史研究者の辻田真佐憲氏が評する。
写真家・大木茂氏の最新写真集『ディスカバード・ジャパン 鉄道沿線に見るこの国の姿、今昔』が刊行。1960~70年代の蒸気機関車の白黒写真と、2016年から2024年に同じ場所・アングルで撮影したカラー写真を対比。近現代史研究者の辻田真佐憲氏が評する。
村上春樹の長編『夏帆 The Tale of KAHO』が刊行。初の女性主人公による母娘の抑圧関係をテーマに、夢と現実の狭間で物語る力の本質に迫る新境地。歌人大森静佳が書評。
岡本隆司氏の新著『清朝は、「中国」に何をもたらしたか アヘン戦争』を君塚直隆教授が書評。アヘン戦争後も清朝は華夷秩序を維持し、因俗而治の統治手法を用いた。現代中国の国民国家形成への「革命」は続いており、香港の一国二制度もその延長線上にあると論じる。
南北朝研究の第一人者・森茂暁氏が、実利優先で大転換の時代と捉える南北朝時代をオーソドックスに叙述。皇統分裂から室町幕府内紛、地方動乱、和睦交渉までを解説し、動乱が創造の時代であったと結論づける。
読売新聞連載小説『悲しみの忘れ方』の新章が7月16日に公開。主人公・佐藤健太が故郷に戻り、亡き父の遺品整理を通じて過去と向き合う。作者は作家の山田太郎氏。
文系博士課程修了後、非常勤講師として月8万円の収入に苦しむ男性。妻のワンオペ育児が限界を迎え、家計崩壊。追い詰められ「即日即金1日5万」の闇バイトに手を出す。ドキュメンタリー漫画『高学歴難民』より。
作家・武田綾乃さんが新作『ここはこどものいない国』を刊行。人がほとんど出産しない未来の世界を舞台に、子育てを巡る現代のひずみを浮き彫りにする。自身の妊娠・出産を機に着想を得たという。
小樽市出身の朝倉かすみさん(65)の初時代小説「けんぐゎい」が直木賞に決定。3度目のノミネートで初受賞。江戸時代を舞台に、あばた顔の女性ふゆの生きざまを描く。道内書店では受賞を祝う動きが広がっている。
坂本龍馬の功績とされる薩長同盟や船中八策は、実際は彼だけの手柄ではないとの説が有力に。静岡大学名誉教授・小和田哲男氏が、評価が格下げされた幕末の偉人を解説する。
第175回芥川賞・直木賞の選考会が15日午後4時から都内で開催。候補作5作品は、書評家・杉江松恋氏によると「すべて読むと現代日本社会が俯瞰できる」力作揃い。各作品の読みどころを紹介。
第175回芥川賞の候補5作が発表され、リモート勤務の女性や職場で意欲を失った中高年男性など「労働」を題材にした作品が目立つ。現代の働き方の変化を反映した作品群。
泉鏡花の校正刷りや直筆原稿など1000点以上が岩波書店から金沢市の泉鏡花記念館に寄贈された。校正刷りは小説・戯曲301点に及び、全作品の9割以上をカバー。表現にこだわった鏡花の創作過程を解明する貴重な資料群。
読売新聞の連載小説「悲しみの海を渡る」が移民のリアルを描く。著者は、海を渡る人々の希望と苦悩を、複数の登場人物の視点から紡ぐ。本作は現代の移民問題に深く切り込む。
東京下町の伝統工芸「江戸硝子」が現代風に進化。花びら形の皿や淡い色合いのグラスなど、匠の技が光る製品が人気。職人減少が課題も、アクセサリー展開で魅力発信。
隣接市の書店からの帰りに、初めて通る小径で農家の庭を見た瞬間、幼い頃に母と歩いた畑道の記憶が鮮明によみがえった。舗装されていない道、畑や林が広がっていた昔の風景を思い出そうと歩き続ける筆者の姿を描く。
読売書法会理事の吉澤有岐子さんが代表を務める「華ゆきの会」の初書展が岐阜市のメディアコスモスで開催。桜にちなんだ和歌や俳句を書いた約170点が並び、来場者を楽しませた。
デビュー20周年を迎えた作家・万城目学さんが『鴨川ホルモー』から続く3部作の完結編『ホルモー燦燦』を刊行。アホなことを真面目に書く姿勢が生むユーモアと、20年の変化を語る。
名古屋中学校・高等学校の高校文学部A・B2チームが全国高校俳句選手権大会(俳句甲子園)の全国大会出場を決めた。Aチームは地方大会優勝、Bチームは投句審査通過。
MBSラジオは、50年以上続く長寿番組「ありがとう浜村淳です」を9月末で終了すると発表。パーソナリティーの浜村淳さん(91)が独特の語り口「浜村節」で親しまれた。