村上龍さん死去、李相日監督が語る「69 sixty nine」撮影当時の印象
村上龍さん死去、李相日監督が「69」撮影当時を語る

作家の村上龍さんが17日、74歳で亡くなった。村上さんの自伝的小説を映画化した「69 sixty nine」(2004年公開)で監督を務めた李相日(りさんいる)監督が、撮影当時の村上さんの印象などを語った。

初対面は撮影現場での激励

李監督が村上さんに初めて会ったのは、村上さんが撮影現場に激励に来た時だったという。李監督は当時20代で、「精神的余裕もなく『原作者が来た』とこちらが勝手に構えていた」と振り返る。

「龍さんは、そういう若さもおもしろがっているようでした。映画化にあたって、今の若い人たちの感覚でおもしろがってくれればいい、とエールを送ってくれていた印象です」

「想像力」という言葉の印象

「69 sixty nine」は、1969年の長崎県佐世保市を舞台に、学校のバリケード封鎖やロックフェスティバル開催に奔走する高校生の主人公が登場する物語。原作には、高校生たちが「想像力が権力を奪う」というスローガンを書いた垂れ幕を、学校の屋上に設置するシーンなどが登場する。

李監督は原作について、「印象に残っている、『想像力』という言葉」と語っており、その言葉が今も胸に残っているという。