夫との共通の趣味はバイクだ。夫は婚約指輪の代わりにバイクを渡し、私はそれを良しとした。いい意味で2人はバイクバカだ。
入籍日は「バイクの日」
入籍日は、語呂合わせでバイクの日とされている8月19日にした。結婚記念日は覚えやすい日にしたかった。バイクの日、いいじゃない。絶対に忘れないと思った。
ところが、完全に忘れた。一周年を祝うことなく、普段通りの一日が過ぎる。大事なことを忘れているようだが、その「大事」とはなんだろう。見事に抜けおちたのだ。
夫も忘れているから罪悪感なし
夫が嫌いなわけではない。むしろ好きな方だ。夫の誕生日や父の日は覚えている。現に結婚記念日の1カ月前には必ず思い出す。「近いな」。なのに当日は何事もなく過ぎるのだ。何一つ思い出さない。そして数日後「あっ」となる。本当に不思議だ。
結婚記念日だけを忘れ続けて32年。それなのに罪悪感は全くない。私が忘れたことで夫とけんかになったこともない。なぜなら夫も忘れているから。
夫よ、大事な結婚記念日だが、今年も忘れる自信がある。すまん。



