夏休みの旅行先に迷っている方へ。『いますぐ行きたい日本の旅 愛すべき日本のノスタルジア』(栗原悠人著、一人旅研究会編、実業之日本社、1980円)は、北は北海道の知床から南は鹿児島の有村海岸まで、全国60か所の素晴らしい風景をノスタルジックな写真と軽妙な文章で紹介している。
五部門で構成された魅力的な旅ガイド
本書は「絶景」「温泉・宿」「歴史・建築」「町並み」「鉄道・道」の五部門に分かれている。歴史学者で国際日本文化研究センター名誉教授の倉本一宏氏は、評の中で「五つともそそられるジャンル」と述べ、すでに訪れた場所やいつか訪れたい場所、まったく知らない場所があり、松尾芭蕉ではないが「そぞろ神が物について、旅に出たくなる内容」と評価している。
倉本氏が特に魅力的と感じた五つのスポット
倉本氏が特に魅力的だと挙げたのは、絶景部門では山口県の角島大橋、温泉・宿部門では和歌山県の湯の峰温泉、歴史・建築部門では滋賀県の弁天池の沈み鳥居、町並み部門では徳島県の落合集落、鉄道・道部門では宮城県の旧若柳駅である。
倉本一宏氏は1958年生まれの歴史学者で、専門は日本古代史、古記録学。著書に『平安時代の男の日記』などがあり、NHK大河ドラマ「光る君へ」の時代考証も務めた。



