NASA長官、有人月面着陸を2028年に実施へ アルテミス計画で「10か月に1回」の頻度目標
NASA、有人月面着陸を2028年に実施 アルテミス計画で頻度目標

NASA長官、有人月面着陸を2028年に実施へ アルテミス計画で「10か月に1回」の頻度目標

米航空宇宙局(NASA)のアイザックマン長官は2月27日、米主導の有人月探査「アルテミス計画」において、宇宙飛行士を乗せた宇宙船と月着陸船を地球上空でドッキングさせる新たな試験を2027年に実施すると発表しました。この試験は月着陸船の安全性を確かめることを目的としており、その結果を踏まえて、「アポロ計画」以来約半世紀ぶりとなる有人月面着陸を予定通り2028年に行う方針を明らかにしました。

月着陸船の安全性確認が鍵 スペースXとブルーオリジンが開発中

実際の有人月面着陸では、大型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」を用いて宇宙船「オリオン」を打ち上げ、飛行士は月上空でオリオンから月着陸船に乗り換える計画です。しかし、米スペースXと米ブルーオリジンが開発している月着陸船は現在完成しておらず、これが計画の重要な課題となっています。米国の航空宇宙安全諮問委員会は2月に公表した報告書で、月着陸船の安全性を検証する必要性を指摘しており、今回の試験がその対応策として位置づけられています。

着陸頻度を「10か月に1回」に短縮 2028年には2回の実施可能性も

記者会見では、月面着陸の頻度を「10か月に1回」に短縮する目標も掲げられました。アイザックマン長官は、2028年には2回の月面着陸を実施できる可能性があると述べ、計画の加速を強調しました。この目標は、月面での持続的な活動を目指すアルテミス計画の一環として、定期的な着陸を実現することを意図しています。

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アルテミス計画の現状と課題 ロケット異常で打ち上げ延期

アルテミス計画をめぐっては、第2弾にあたる有人の月周回探査計画で使用予定の大型ロケットに異常が見つかり、打ち上げが4月以降に延期されています。この遅延は計画全体のスケジュールに影響を与える可能性がありますが、NASAは2028年の有人月面着陸を確実に実施するため、安全性と技術的進捗を優先していると説明しています。

アルテミス計画は、アポロ計画以来の歴史的な月探査を目指すプロジェクトであり、今回の発表はその実現に向けた重要な一歩を示しています。今後の進展に注目が集まります。

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