大阪府警は2日、糖尿病治療薬「マンジャロ」を無許可で販売したとして、男女3人を医薬品医療機器法違反容疑で書類送検したと発表した。府警は、交流サイト(SNS)で「やせ薬」として広まっているマンジャロを販売し、利益を得ようとしていたとみて調べている。府警によると、マンジャロを巡る事件の摘発は異例という。
マンジャロとは
マンジャロは、血糖値を下げるインスリンの分泌を促す薬で、食欲を抑える効果もある。一方で、副作用のリスクも存在する。週に1回、患者自身が腹部や太ももに注射する。米製薬大手イーライリリーが開発し、従来の糖尿病治療薬よりも高い効果が認められている。
承認状況と使用実態
厚生労働省は2022年に糖尿病治療薬としてマンジャロを承認し、公的医療保険の対象とした。医師の処方が必要で、23年から使用が始まっている。ダイエット目的での使用は同省の承認外だが、全額自己負担の自由診療であれば、医師の裁量で処方できる。
今回の事件では、無許可での販売が問題となった。府警は、SNSで「やせ薬」として拡散しているマンジャロを販売することで、高額な利益を得ようとしていたとみて、詳しい経緯を調べている。マンジャロを巡る摘発は異例であり、今後の捜査の行方が注目される。



