伊勢市、立体駐車場整備を延期 渋滞懸念で計画見直し
伊勢市、立体駐車場整備を延期 渋滞懸念で計画見直し

三重県伊勢市は、伊勢神宮内宮周辺の駐車場不足に対応するために計画していた立体駐車場の建設について、目標としていた2029年度の完成を延期する方針を、1日の市議会産業建設委員会で示しました。

計画の背景と内容

当初の計画では、約30億円を投じて、同市宇治館町の県営五十鈴公園内に高さ約20メートル、約800台を収容可能な立体駐車場を新設する予定でした。同時に、内宮周辺の既存の市営駐車場では、出入り口ゲートをカメラ認証式に変更し、事前精算機を導入することで、車両の出入庫を円滑にする方針でした。

地元住民の懸念

しかし、3月下旬に開催された宇治館町の自治会役員向け説明会で、住民から「現在よりも町内の渋滞が悪化するのではないか」という懸念の声が上がりました。これを受けて市は、既存の市営駐車場への機器導入と立体駐車場の整備を分離して進めることを決定。機器導入を2028年度までに完了させた後、その交通環境への効果を検証しながら、立体駐車場に関する検討や地元住民との調整を進める方針です。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

市民団体の反応

立体駐車場の建設については、地元の市民団体が「公園内の豊かな自然環境や景観が損なわれる上、経済的な懸念もある」として、計画の再検討を求める請願や申し入れ書を市議会や市に提出しており、今後も議論が続くとみられます。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ