愛知県大府市は、水田の雑草対策に自動抑草ロボット(通称アイガモロボ)を導入する農家を支援する新たな取り組みを開始する。この支援策は、同市の学校給食米を生産する有機農業者グループを対象としており、作付面積の拡大と省力的な有機栽培技術の推進を目的としている。
ロボットの仕組みと特徴
この自動抑草ロボットは、長さ90センチ、幅81センチ、高さ25.3センチのコンパクトなサイズで、下部に取り付けられたブラシが回転することで水田の泥をかき混ぜ、水を濁らせる。これにより日光が遮られ、雑草の発芽や生育を効果的に抑制することができる。
軽量設計と自動制御機能
ロボットは重量が約7キログラムと非常に軽く、水に浮く設計となっている。全地球測位システム(GPS)を活用し、水田のあぜに到達すると自動で進行が停止し、方向転換を行う。スマートフォンによる遠隔操作が可能で、ソーラーパネルとバッテリー、モーターを動力源として稼働する。
導入計画と助成内容
ロボットは田植えの数日後から使用を開始し、最長で5週目まで利用する予定である。草丈が約30センチまでの雑草に対応できるとされている。市は購入費用約25万円の3割を助成する方針で、中干し時期には農業者や農機メーカー、JAなどと連携して効果検証を行う予定だ。
有機農業への期待
この取り組みにより、有機農業者グループは省力的に雑草対策を行えるようになり、学校給食米の安定供給や有機栽培面積の拡大が期待されている。大府市は、環境に優しい農業技術の普及を通じて、地域農業の持続可能性を高めることを目指している。



