障害児通所事業所が1400万円を不正請求、宮崎市が指定取り消しを決定
宮崎市は3月24日、障害のある子ども向けの通所事業所を運営する一般社団法人「ぽると」(宮崎市)が、児童指導員や看護職員を適切に配置していないにもかかわらず、約1400万円の給付費を不正に請求していたことを明らかにしました。これを受け、同市は児童福祉法に基づき、事業所の指定を取り消す方針を発表しました。
不正請求の詳細と期間
発表によると、不正請求は2021年12月から2025年2月までの約3年3か月間にわたって行われました。具体的には、障害児通所給付費の加算対象となる児童指導員や看護職員の配置が実際には行われていないにもかかわらず、事業者側が勤務簿やサービス提供記録を虚偽に作成し、市に対して不正な請求を繰り返していたとされています。
発覚の経緯と事業者の対応
この問題は、関係者からの情報提供を契機に、宮崎市が特別監査を実施したことで判明しました。事業者側は事実関係を認めており、不正に受領した給付費の返還に応じる意向を示しているとのことです。市の担当者は、「事業者側の制度に対する理解が不十分だったことが原因の一つ」と指摘しています。
影響と今後の対応
事業所の指定取り消しにより、現在利用している未就学児8人は、新たな受け入れ先を探す必要が出てきます。宮崎市は、これらの子どもたちが適切なサービスを受けられるよう、他の事業所との調整を進めるとしています。
この事例は、障害児福祉サービスにおける適正な運営と監査の重要性を改めて浮き彫りにしました。宮崎市は、同様の不正を防ぐため、他の事業所に対する指導や監査体制の強化を検討していると伝えられています。



