スーパーがない海辺の町に救世主 生鮮食品も扱うドラッグストア開店で住民歓喜
スーパーなしの町に生鮮食品扱うドラッグストア開店

スーパーがない海辺の町に生鮮食品も扱うドラッグストアが開店

京都府伊根町日出の町役場前に、薬や生鮮食料品などを扱う「ゴダイドラッグ伊根店」が開店した。同町にはスーパーマーケットが存在せず、住民らが早速訪れて買い物を楽しむ姿が見られた。開店を祝う関係者らが集まり、地域の新たな拠点として期待が寄せられている。

唯一のスーパー閉店後、買い物難民が発生

伊根町では2021年に唯一のスーパーマーケットが閉店し、住民は与謝野町や宮津市まで出向かないと日常的な買い物ができなくなっていた。この状況を改善するため、町は府立宮津高校伊根分校の跡地活用策を検討。兵庫県姫路市に本社を置くゴダイに対し、土地を無償で貸与するなどして開店を誘致した。

具体的には、建物と外構工事の費用として約3億6400万円が必要となり、そのうち国の補助金も含めて約3億3100万円を町が負担。これに対し、ゴダイは10年以上の営業継続などを条件として受け入れ、地域のニーズに応える形で開店に至った。

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町長と企業トップが地域活性化に期待

9日に行われたテープカット式で、吉本秀樹町長は「地元や近隣住民、観光客にも広く利用してもらい、末永く愛され、活気ある営業が続いてほしい」と述べ、新店舗への期待を表明した。一方、ゴダイの浦上晃之会長(81)は「町民の方に育てていただかないと成り立たない。一緒に盛り上げてほしい」と協力を呼びかけた。

住民の声「ガソリン代高騰の中、便利になって嬉しい」

開店早々に買い物をした町民(68)は、「ガソリン代が高くなる中で、近くに店ができて便利になって本当に嬉しい。長く営業を続けてほしい」と喜びを語った。この声は、買い物難民問題の解消に対する住民の切実な願いを反映している。

伊根町の取り組みは、過疎化が進む地域における商業施設の維持・誘致のモデルケースとして注目される。生鮮食品を扱うドラッグストアという異色の組み合わせが、町民の生活を支える新たな命綱となるか、今後の展開が期待されている。

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