日大二が創立100周年、ロゴとキャッチフレーズ公募で祝賀ムード
日大二が創立100周年、ロゴとキャッチフレーズ公募で祝賀ムード

日本大学第二中学校・高等学校(東京都杉並区)は今秋、創立100周年を迎える。記念の「ロゴ」と「キャッチフレーズ」を公募で決めるなど、祝賀ムードが高まっている。高校の中島正生校長は「次の100年より101年目のことをしっかり考えたい」と語り、規模適正化や入試改革で着実に教育環境を整えていく考えだ。

100年の歴史と「人を育てる」教育

この100年、時代ごとに問われる教育は異なったが、先人たちは変化を恐れずに一つ一つ答えを見つけてきた。中でも、学園初代理事長の山野井亀五郎氏の功績は非常に大きい。山野井氏は政治家であり弁護士でもあったが、学園の運営と教育に尽力し、学生からは親しみを込めて「おやじ」と呼ばれていた。トップダウンで学校を運営するのではなく、学生と同じ位置に立って、隣で励ましながら教え導いていく教育方針は、本校の礎になっている。

その後、戦中、戦後の困難な時期を乗り越え、女子部の創設や共学化など時代に合わせて求められる教育を具現化してきたが、いつの時代も「人を育てる」ことに尽力してきた。卒業生は4万5000人を超え、政治家、学者、作家、脚本家、お笑い芸人、歌手、俳優、プロ野球選手など、多彩な分野で活躍している。「信頼敬愛」「自主協同」「熱誠努力」の校訓の下、のびのびと個性を伸ばしていった結果がそれぞれの進路に結びついた。

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100周年記念企画と新たなシンボル

創立100周年記念企画として、「ロゴ」と「キャッチフレーズ」を公募した。在校生、卒業生、そのご家族、教職員に広く呼びかけ、2024年11月から25年8月にかけて募集したところ、ロゴ部門に37点、キャッチフレーズ部門に16点の応募があった。全校投票と選考会議によって各部門の最優秀賞1点と優秀賞5点を決定した。キャッチフレーズの最優秀賞は「銀杏の葉に刻む百年の誇り」である。

最優秀作品は、学校案内や記念品、各種グッズなど、記念事業で幅広く使用される。また、創立100周年に合わせて、制服とエンブレムも一新した。このエンブレムは、校内コンテストで選ばれた生徒のデザインが原案となっている。ロゴとキャッチフレーズ両方の最優秀作品のモチーフとなっている銀杏並木は、創立以来、生徒の成長を見守ってきた学園のシンボルであり、創立100周年記念事業の一環として銀杏並木保全を計画している。

今後の学校運営と入試改革

今後の展望について、中島校長は「次の100年より101年目のことをしっかり考えたい」と述べる。日本はかなりのスピードで少子高齢化が進んでいくため、持続可能な学校運営を考えなくてはならないとして、学校規模の適正化や入試改革を行いつつ、受験生にとってより魅力ある学校になるよう教育環境を整えていきたいとしている。

具体的には、スクールカウンセラーを増員して、今年度から毎日1人、常駐するようにした。昨年度までは週4日の配置だったため、生徒たちに対してさらに手厚いケアができるようになった。また、2027年度の中学入試から「2科入試」を導入するとともに、1クラスの人数を高校は41人から40人に、中学は40人から38人に変更するなどの改革を行う予定だ。

進学実績に関しては、偏差値偏重の進路指導は行っておらず、生徒が何を学びたいと思っているかを第一に考えて、希望に沿った進路に進むことができるよう支援している。今後もこの指導方針を変えることなく、満足度の高い進学実績を実現し、それを学校の訴求力につなげていきたいとしている。

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