夏の高校野球三重大会:宇治山田商がシード昴学園にサヨナラ勝ち、伊勢も敗退
夏の高校野球三重大会:山商サヨナラ、シード昴学園敗退

夏の高校野球三重大会は18日、4球場で2回戦8試合が行われ、春の県大会を制したシード校の昴学園が延長10回の熱戦の末、宇治山田商にサヨナラ負けを喫し、初戦で姿を消した。シード校の伊勢も敗退する波乱の展開となった。19日には4球場で2回戦8試合が行われ、16強が出そろう予定だ。

宇治山田商、延長タイブレイクを制す

宇治山田商は延長10回、タイブレイクの末に3-2で勝利。エースの二ノ宮光平投手(2年)が173球を投げ抜き、完投勝利を収めた。二ノ宮投手は人気タレント・二宮和也さんをもじった通称「山商のニノ」として知られる。130キロ台後半の直球に多彩な変化球を織り交ぜ、ピンチでは「ギアを上げた」(村田治樹監督)投球術で後続を断ち切った。

二ノ宮投手は昨秋から左肘の関節炎に悩まされ、春の大会は不出場。夏に間に合ったが背番号は「20」だった。うっぷんを晴らす完投勝利に、「自分が最強。甲子園では僕が『1番』をつけます」と力強く語った。

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昴学園のエース、スクイズでサヨナラ負け

昴学園はエース石川大介投手(3年)が延長10回、スクイズを許してサヨナラ負け。春の県大会を制したシード校として臨んだ初戦での敗退となった。

津商が飯南にコールド勝ち

津商は飯南に11-0でコールド勝ち。飯南は序盤に5失点し、五回には無死一、二塁のピンチで主将の横井映太選手(3年)がマウンドに駆け寄り、岡本宙大投手(3年)を「お前なら大丈夫」と鼓舞したが、この回6失点でコールド負け。横井主将は無安打に終わり、「九回まで試合をしたかった」と悔しさをにじませた。

飯南は昨夏の県大会後に3年生6人が引退し、9人で挑んだ秋の県大会は初戦敗退。同学年5人が退部や休部を選び、約5か月間は同学年が一人もいない状態が続いた。横井主将は家族に「部活をやめたい」と愚痴をこぼしたこともあったが、母の都矢子さん(49)の「ここを乗り越えて」という言葉と、後輩たちの支えで踏みとどまった。今春は尾鷲と連合チームを組み、新1年生6人が入部し、休部していた3年生が復帰して部員12人で今大会に臨み、1回戦で稲生を破っていた。松山紘大監督は「モチベーションを切らさず、チームを引っ張ってきた。ありがとう」とねぎらった。

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