ニチレイ(東京都中央区)は7月13日、不正アクセスによるシステム障害が発生したと発表した。子会社であるニチレイロジグループ各社による冷凍倉庫での入出庫業務と、ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務に支障が出ている。
個人情報や顧客データの社外流出は現時点で確認していないといい、引き続き調査を進めている。障害の範囲は日本国内に限られるとしている。復旧に向けた調査・対応を進めているが、正常化のめどは未定。復旧時期は改めて告知するとしている。
関連する不正アクセス事例が相次ぐ
今回のニチレイへの不正アクセスは、国内企業を標的としたサイバー攻撃が相次ぐ中で発生した。例えば、日本交通では不正アクセスにより電話でのタクシー配車やハイヤーのWeb予約が停止したが、アプリ「GO」経由の配車は影響なく利用できる。
また、「横浜CLUB」へのサイバー攻撃では、ChatGPT製プログラムを使用した18歳の男子が新たに逮捕された。グループには当時小学生6人も含まれていたと報じられている。
BIGLOBEやニフティでも大規模な情報流出
BIGLOBEは7月6日、「BIGLOBEメール」への不正アクセスについて、メールアドレスとBIGLOBE ID計約502万人分の漏えいを確認したと発表。同じ基盤を使うニフティも同日、約225万人分の漏えいを公表した。
KDDIでは、ISP事業者向けに提供しているメールシステムが不正アクセスを受け、メールアドレス約1223万件、パスワード約762万件の漏えいを確認。発表当初は最大1422万件に漏えいの可能性があるとしていた。
アフラック生命保険は6月30日、顧客専用サイト「アフラック よりそうネット」などへの第三者による不正アクセスで、約438万人分の顧客個人情報が漏えいしたと発表。うち約23万人分には保険料振替口座の情報も含まれる。
ニチレイは現在、復旧作業を進めており、今後の詳細は公式発表を待つ必要がある。



