テニスのウィンブルドン選手権は12日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのヤニック・シナー(イタリア)が第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-7(9/11)、7-6(7/2)、6-3、6-4で下し、大会連覇を達成した。試合時間は3時間46分に及んだ。
シナー、粘りの逆転勝利
世界ランク1位のシナーは第1セットをタイブレークで落としたものの、その後は持ち前の粘り強さを発揮。第2セットもタイブレークにもつれ込んだが、ここを7-2で奪い返すと、第3、第4セットは相手を圧倒した。シナーはこの試合で58本のウイナーを記録し、アンフォーストエラーはわずか25本に抑えた。また、唯一のブレークポイントのピンチも凌ぎ、安定したプレーを見せた。
シナーは「厳しい試合だったが、集中力を切らさず戦えた。連覇は特別な気持ちだ」とコメント。通算5度目のグランドスラム制覇となり、前回の優勝から約1年ぶりのタイトル獲得となった。
ズベレフ、初の決勝で涙
一方、ズベレフはウィンブルドンで10回目の挑戦にして初めて決勝に進出。これまで準々決勝にも進出できていなかった同大会で、快進撃を見せた。しかし、優勝した全仏オープンから続いていたグランドスラムでの連勝記録は13でストップ。シナーとの直接対決は10連敗となり、初めてセットを奪うも勝利には届かなかった。
ズベレフは「シナーは素晴らしいプレーヤーだ。自分のテニスはできたが、彼の方が一枚上だった」と悔しさをにじませた。
試合の詳細と記録
センターコートで行われた決勝戦では、両者ともに高いレベルで競り合い、観客を魅了した。シナーは58本のウイナーに対し、ズベレフは50本。一方、ダブルフォールトはシナーが4本、ズベレフが6本だった。サービスエースはシナーが12本、ズベレフが8本。ブレークポイントの成功率はシナーが3度中2度成功(67%)、ズベレフは1度も成功しなかった。
この勝利でシナーはウィンブルドン連覇を達成し、四大大会通算5勝目。今後の全米オープンでも優勝候補の一角として注目される。



