強豪明秀日立に善戦、成長実感の水戸農・小林賢侑投手
強豪明秀日立に善戦、水戸農・小林賢侑投手が成長実感

昨夏王者の明秀日立との一戦で、水戸農の主将で4番・先発投手を務める小林賢侑投手(3年)が、強豪を相手に臆することなく立ち向かい、成長を実感した。

強豪相手に先制許すも、自らのバットで同点

「相手が誰であろうと関係ない」。小林投手はそう語り、試合に臨んだ。しかし初回、いきなり3点を先制されてしまう。それでもチームは四回に同点に追いつく。小林投手は「勝てるぞ」と仲間を鼓舞し続けた。

自らも四回一死一塁の場面で「俺が打つ」と低めの速球を振り抜き、右翼手の頭を越える二塁打で好機を拡大。後続の適時打で同点となり、ベンチは逆転への期待に沸いた。

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力の差を痛感も、精神的成長を実感

しかしその裏、再び追加点を奪われ降板。継投した後輩投手3人に「低めに投げろ」と声を張り上げたが、失点は続き、力負けした。思った通りのコースに投げても打ち返され、力の差を痛感した。

中学3年時には軟式野球で全国大会に出場。救援登板したが逆転負けを喫し、自信を失いかけた。しかし高校では「自分がチームを引っ張って強豪校を倒したい」との思いで、長所の制球力を磨いてきた。この日の試合について「中学生の時より精神的に強くなれた」と振り返った。

格上の相手に途中まで善戦し、強豪にひるまず立ち向かう姿が光った一戦だった。(渡辺聡吾)

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