産業スパイの手口や対策知って 愛知県警警備部長が豊和工業で社長や社員に講演、技術流出の摘発事例も説明
産業スパイ、手口や対策知って 愛知県警警備部長が講演…技術流出の摘発事例など説明

愛知県警の清永芳弘警備部長が工作機械メーカー「豊和工業」(愛知県清須市)で講演し、社長や社員約25人に産業スパイの手口や技術流出を防ぐための対策を説明した。

講演では、化学メーカーの社員がSNSを通じて接触してきた中国企業に技術情報を漏えいしたとされる不正競争防止法違反事件の事例などを基に、普段のビジネスの場とは異なる場で出会った相手の属性に注意するよう強調した。

防衛装備品も手がける企業の危機感

豊和工業では小銃など防衛装備品も取り扱っている。講演を聞いた塚本高広社長は「海外での仕事を始め、外部との仕事も多い。知らない場所も多い海外では、思わぬところにリスクが潜んでいることもわかった。マニュアル作りなどを通じて、社員一人ひとりと危機意識を共有していきたい」と話した。

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警察は国際情勢が緊迫化する中で、営業秘密を狙った活動も活発化しているとみている。

県内で昨年63件の不審な接触

県警によると、県内でも業務提携や視察などを理由に企業や研究機関に不審な接触をしてきた事例を昨年63件把握しているという。

今後は、自動車産業や宇宙産業など先端技術を持つ企業29社とつくる「愛知ものづくりTOPネットワーク」の加盟社や情報共有の場を増やすなどして、技術の流出を防ぐ活動に力を入れていく方針だ。

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