ドラえもん型錠剤の正体、覚醒剤密造か イラン国籍男ら3人再逮捕
ドラえもん型錠剤の正体、覚醒剤密造か イラン国籍男ら3人再逮捕

静岡県富士市の田園地帯にある自動車保管施設「ヤード」で、覚醒剤を大量生産していたとして、神奈川県警はイラン国籍の男ら3人を覚醒剤取締法違反(営利目的共同製造)の疑いで再逮捕した。人気キャラクター「スーパーマリオ」やドラえもんを模した錠剤や製造用の金型も押収されており、県警は5年にわたる捜査で密造拠点を特定した。

5年にわたった捜査

県警が「イラン人メンバーらによる大規模な薬物密売グループ」の情報をつかんだのは2020年ごろ。「覚醒剤の製造拠点を運営しているようだ」という内容だった。やがて、首都圏と静岡方面を頻繁に行き来する男(42)の存在が浮上し、県警はこの男を密造のリーダー格とみて捜査を進めた。

しかし、行き先がなかなかつかめず苦戦。2023年になって、ようやく通い先が静岡県富士市内の畑が広がるエリアにあるヤードだと判明した。借り主の名義は、県警が製造道具などの「調達役」とみる自動車輸入販売業の男(57)だった。

摘発の突破口

近辺での内偵捜査が進み、ヤードは白い塀で囲まれており、県警は違法薬物の製造拠点とみている。捜査関係者への取材から、密造の実態が明らかになった。

押収された錠剤にはアニメキャラクターなどのイラストが刻印されていた。県警は、こうしたデザインが密造薬物の流通を助長していた可能性もあるとみて、引き続き背景を調べている。