橋からの転落は低い欄干のせい、豪州男性が函館市に4億円の賠償請求
橋からの転落は低い欄干のせい、豪州男性が函館市に4億円の賠償請求

オーストラリア人男性(66)が北海道函館市の「七財橋(しちざいばし)」から転落して脊髄損傷の重傷を負った事故で、男性側は1日、「転落防止措置を怠った」として橋を管理する函館市に4億円の損害賠償を求める訴えを函館地裁に起こした。

事故の経緯と男性の症状

男性は2025年5月、クルーズ船で函館を訪れた。観光名所の金森赤レンガ倉庫群付近にある七財橋の上で、知人と話していた最中にバランスを崩し、欄干を越えて約3メートル下にある石造りの岸壁に転落した。男性は脊髄を損傷し、両手と両足にまひが残ったという。

市の対応と賠償請求の内容

男性側は欄干の高さが約56センチしかなく、国が定める基準(110センチ以上)より低いと主張。管理に問題があったとして、市に介護やリハビリの費用の一部など総額4億円の損害賠償を求めた。

市は「訴状が届いておらず、コメントは差し控える」としている。また、市は事故を受けて今年3月、歩行者に注意を呼びかける看板を橋の両端に設置した。