アジア大会組織委員会会長を務める大村秀章・愛知県知事は4日、総括記者会見に臨み、大きな混乱はなく、全競技を実施できたとする一方で、選手の送迎などで生じたトラブルには「申し訳なかった」と述べた。
運営面の課題と対応
運営面については、開幕前の9月8日に県内を襲った記録的大雨や会期中に日本列島に接近した台風25、26号への対応を挙げ、「予期しない様々な問題課題に向き合い対応していく毎日だった」と振り返った。気象庁と連携した独自の気象チームを設け、一部の競技日程は変更したものの、大きな混乱なく進められたと説明した。
宿泊施設の工夫と評価
選手村を設けず、既存ホテルに加え、名古屋港ガーデンふ頭のコンテナ型移動式宿泊施設と、金城ふ頭に停泊したクルーズ船を活用した宿泊面に関しては、「環境への負荷が小さく、コロナ禍以降に国際総合スポーツ大会を観客を入れて開く際の先例になる」と胸を張った。国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長からは「報道から想像していた印象とは大きく違った」と評価されたと明かした。
送迎トラブルの謝罪と今後の説明
一方、選手の送迎では、一部でバスの遅れが生じた。選手らに迷惑をかけたと謝罪した上で、「日々改善を積み重ね対応をしてきた」と強調した。
報道陣から会期中に自ら見解を示さなかった理由を問われると、大村知事は、「連日ほぼ全ての会場を回っていた」と述べ、総括の場で語るのが適当と判断したためと説明した。