警察庁は8月3日、生成AI(人工知能)などを悪用した子供の性的偽画像「性的ディープフェイク」を巡る全国警察の対応件数が、今年上半期(1~6月)に計123件となり、前年同期の60件から倍増したと発表した。
中高生の被害が中心で、昨年1年間(114件)を既に上回っており、同庁が注意喚起している。
対応123件のうち、悪用確認は38件
警察が通報・相談を受けるなどして対応した123件のうち、生成AIやスマートフォン向けの画像加工アプリなどの悪用が確認されたのは38件に上った。
被害者別では、中学生が最多の79件(64%)、高校生が38件(30%)と続く。小学生の被害も確認されている。
同級生・同校による被害が83件
加害者との関係別では、同級生や同じ学校が83件と最多で、友人間で撮影した画像などが悪用されていた。SNSなどで知り合った相手は7件に上った。
被害者の高校生が性的偽画像を拡散すると脅され、電子マネーを要求される事案も起きていた。
盗撮からの加工も4件、警察は取り締まり強化
このほか、面識のない人物に盗撮され、性的画像に加工されたケースも4件確認された。
警察は性的偽画像を作ることの違法性を周知する取り組みを強化している。悪質事案は名誉毀損やわいせつ物頒布などの容疑で捜査し、加害者への指導・警告を繰り返している。



