カナダ・オンタリオ州ウィンザーと米ミシガン州デトロイトを結ぶ「ゴーディ・ハウ国際橋」が27日、開通した。しかし、トランプ米大統領が20日、カナダからの一部輸入品に50%の追加関税を課すと表明したことを受け、両国による合同の開通式典は中止された。
橋の概要と建設費
橋は全長約2.4キロで、片側3車線の計6車線。総工費は約64億カナダドル(約7400億円)に上る。米国が負担を拒否したため、全額をカナダ側が拠出した。一般乗用車の通行料は8カナダドルに設定されている。
両国関係の悪化
カナダのカーニー首相は「カナダの経済の未来に向けた歴史的な投資だ」と橋の開通を歓迎した。一方、トランプ氏はこれまで繰り返しカナダは米国の「51番目の州」になるべきだと主張。20日には、カナダが米国の輸出業者を差別的に扱ったとして、ワインやセメントなどからの輸入品に50%の追加関税を課すと発表した。これに反発したカナダ側は予定していた合同式典を中止し、24日にカナダ側だけで式典を開いた。
今後の影響
橋の開通により移動時間の短縮やコスト削減が期待される一方、両国の関係悪化が物流や企業活動に影響を及ぼすとの懸念も浮上している。



