ロシアによるウクライナ侵略開始後、初めてとなる下院選(定数450、任期5年)は20日、投票の最終日を迎えた。同日、首都モスクワ周辺でウクライナによる大規模な無人機攻撃があり、死傷者が出た。
モスクワ州知事が発表、子供含む20人負傷
モスクワ州知事の発表によると、この攻撃で市郊外で2人が死亡、子供を含む20人が負傷した。モスクワ市長は、同市周辺で約450機の無人機を撃墜するなどしたが、市内の製油所の施設が損傷したとSNSに投稿した。
プーチン政権の狙いとウクライナ側の戦略
プーチン政権は下院選を通じて「露軍の優勢」を国民に印象付けようと腐心している。ウクライナ側は投票期間中にモスクワを攻撃し、露国民の厭戦気分を高めようとした可能性がある。
投票率と開票状況
下院選は、比例選と小選挙区で各225議席。中央選管によると、19日までの投票率は44%を超えた。前回2021年選挙の投票率は51.72%。20日に即日開票され、21日に大勢が判明する。事前の予測ではプーチン政権与党「統一ロシア」の圧勝が確実視されている。反戦を唯一、掲げている政党「ヤブロコ」は比例選から排除された。



