トランプ米大統領は12日、アイルランドを訪問し、マーティン首相との会談後、記者団に対し「統一されたアイルランドを見たい」と述べた。北アイルランドの帰属を巡る発言は、米英間の新たな対立の火だねとなる可能性がある。
「いずれ実現するはずだ」と主張
トランプ氏はアイルランド統一について「いずれ実現するはずだ。英国は何か言うかもしれないが、素晴らしいことだ」と強調した。北アイルランドでは、英国からの分離とアイルランド統一を目指すカトリック系と、これに反対するプロテスタント系が長期間にわたり武力闘争を続け、1998年に包括的な和平合意が交わされた。
英政府は「議題にない」と反発
和平合意では、統一に関する住民投票実施の判断権限は英政府が握っている。バーナム英首相は8月下旬、住民投票は「議題にない」と述べており、英首相府の報道官は12日、バーナム氏の最近の発言として「和平合意を100%堅持する」との言葉を改めて引用した。



