11月3日に迫る米国の中間選挙は、大統領選の前哨戦でもある。共和党の「トランプ後継」争いで鍵を握るのが、バンス副大統領(42)だ。波乱に富む歩みを重ねてきたバンス氏とは、どんな人物なのか。同じ「改宗したカトリック教徒」として親交のある友人の証言も手がかりに、実像を探った。
故郷での演説と「キメラ」の異名
バンス氏は8月21日、故郷のオハイオ州ミドルタウンを訪れ、祖父が働いた製鉄所で演説した。「このコミュニティー(地域社会、共同体)の多くの人々の寛大さのおかげで歩んだ人生だった」と語った。
バンス氏は、様々な獣の顔を持つ「キメラ」と評されることがある。その歩みは、複数の顔を持つ人物像を浮かび上がらせる。
カトリック改宗と友人の証言
バンス氏はカトリックに改宗したことで知られる。同じく改宗したカトリック教徒として親交のある友人の証言も、その人物像を解き明かす手がかりとなる。
「5つの顔」と称されるバンス氏の多面的な姿は、中間選挙を控えた政治状況の中で、その立ち位置を複雑にしている。