ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は13日、SNSへの投稿で、ロシア軍がエネルギー施設を攻撃したと非難した。米国のトランプ大統領は11日、露ウクライナが互いにエネルギー施設への攻撃を控える「エネルギー停戦」で合意したと主張していた。
ロシア軍による攻撃とウクライナ側の対応
ゼレンスキー氏によると、露軍は12日にエネルギー施設6か所を攻撃。ゼレンスキー氏はウクライナ側は2日間、露製油所を攻撃していないと強調し、「ロシアは米大統領の発言を聞き入れていない」と批判した。
停戦合意の背景と今後の見通し
エネルギー停戦は、11月の米中間選挙を前に軽油価格を抑制したいトランプ氏が実現をめざす。トランプ氏は9月にも露ウクライナがこの停戦に合意したと表明したが、実現しなかった。今回も合意に至らないまま発表したとみられる。
トランプ氏は、エネルギー施設への攻撃が停止しない不満の矛先をウクライナ側に向け、大統領交代が必要だとも一方的に主張した。これに対し、ゼレンスキー氏は60日間の全面停戦が実現すれば大統領選を実施できると説明した。
一方、露大統領報道官は12日、エネルギー停戦に合意したのかどうか記者団から問われ「協議は続いている」と述べた。