ドイツの首都ベルリンで9月20日に投開票された市議会選で、急進左派政党「左派党」が第1党となった。得票率は前回2023年の倍以上となる25.7%で、獲得議席も22議席から47議席へと増加。今後の連立協議次第では、東西ドイツ統一後初めてとなる左派党出身の市長が誕生する可能性がある。
「民主主義の勝利」と訴え
左派党の市長候補、エリフ・エラルプ氏(45)は21日、投票から一夜明けた会見で「私はこの選挙結果を、国内の多くの場所で起きている右傾化に対する、連帯と多様性、そして民主主義の勝利だと理解しています」と述べた。
左派党のルーツは旧東ドイツの支配政党にさかのぼる。今回の躍進により、右派・極右勢力が伸長するドイツ国内において、左派系勢力の存在感が改めて示された形だ。
連立協議が焦点に
今後の焦点は、左派党がどの政党と連立政権を組むかだ。協議の行方によっては、同党から市長が選出されることになる。ベルリン市議会の勢力図がどう変わり、市政運営にどのような影響を及ぼすかが注目される。



