大手食品チェーン3社の決算で、最高益を更新したのは明治だけ。しかし株価は年初来20%超の下落を記録し、投資家の不満が顕在化。一方、業績が振るわないキユーピーは株価が23%上昇。その背景を探る。
明治だけが増益、他社は減益
2026年3月期、明治ホールディングスは売上高1兆8447億400万円(前期比19.6%増)、連結経常利益837億4000万円(同62.1%増)と、売上高・経常利益・当期純利益のいずれも過去最高を更新した。
一方、競合のゼンショーホールディングスは「グローバルすき家」セグメントが売上高3144億5400万円(同6.3%増)に対し、営業利益は93億1700万円と同62.0%減。前期に発生した災害・事故の混入事案を受けた安全衛生対策として、本部の強化や店舗標の改修に取り組んだことが利益を圧迫した。
キユーピーホールディングスのキユーピーセグメントも、売上高1512億700万円(同9.7%増)に対しセグメント利益は76億2300万円と2.1%減。原材料を中心としたコスト上昇が響いた。
株価の逆転現象
3社の食品事業はそろって増収したが、増益を確保したのは明治だけ。ところが株価は逆を行った。明治フーズHDの株価は年初来で20%を超える下げ幅を記録しているのに対し、キユーピーは23%も株価が上昇している。
最高益を出した企業が、なぜ最も売られたのか。その背景には、投資家の業績への不満があるとみられる。
黒が明治フーズHD、青がキユーピーHD。すき家は単独では上場していないため除外している(出所: TradingView)
26年ぶりの増資がネガティブに
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※本記事はITmediaの記事を基に再構成しています。



