三重県内企業の女性管理職割合9・7%、5年ぶり1割下回る
三重県内企業の女性管理職割合9・7%、5年ぶり1割下回る

三重県内企業の管理職に占める女性の平均割合が前年比2・6ポイント減の9・7%となり、5年ぶりに1割を下回ったことが、帝国データバンク四日市支店の調査で分かった。女性管理職が一人もいない企業は4割を超え、女性登用の遅れが浮き彫りとなっている。

調査概要と回答企業の内訳

調査は7月17~31日に県内287社を対象に行われ、119社から有効回答を得た。女性管理職(課長相当職以上)の割合について、「0%(全員が男性)」と回答した企業が42・9%で最多を占めた。次いで「10%未満」が26・1%、「10%以上20%未満」が9・2%だった。

企業規模別・業界別の傾向

企業規模別では、小規模企業が12・1%で最も高く、中小企業が10・1%、大企業が7・0%にとどまった。業界別で見ると、「不動産」が41・3%で最も高かった一方、現場経験を重視する慣行が色濃いとされる「卸売」(4・7%)や「建設」(6・6%)は低い傾向が見られた。

県内の課題と今後の展望

同支店は県内の課題として、人口減少と若年女性の県外流出を挙げ、「企業の競争力向上や人材確保の面から、女性が能力を発揮しながらキャリア形成できる環境の整備は重要性を増している」と指摘している。