大阪ガスは2日、山形県米沢市にリチウムイオン電池(LIB)の安全性を評価する拠点を開設したと発表した。LIBは劣化や不具合で発火の危険性があるとされ、同社は評価拠点をLIBの安全性向上につなげ、LIBが使われる電気自動車(EV)や蓄電池の普及を後押しする。
提供するサービス内容
評価拠点では主に電池メーカーを対象に、開発中の製品の評価や不具合がある場合の原因分析、改善の提案といったサービスを提供する。EVメーカーなど、LIBを搭載した製品を開発する企業にも対応する。
運営体制と今後の目標
運営は大阪ガス子会社で、蓄電池の研究開発などを受託するKRI(京都市)傘下で、LIBの大規模試作などを手がける電池開発会社「エナックス」が担う。
大阪ガスは、2030年度に原子力発電所1基分の出力に相当する1000メガ・ワット分の蓄電池を運用することを目指す。「動く蓄電池」として活用できるEVの普及にも注力しており、LIBの安全性を高める環境を整備して関連事業の信頼性向上につなげる考えだ。