帝国データバンク青森支店が発表した調査で、2027年度の高校新卒者の採用を「予定あり」と回答した県内企業は39.2%に上り、全国平均の24.4%を大きく上回った。採用への積極的な姿勢が明らかになった。
調査概要と回答結果
調査は8月18日から31日にかけてインターネットで実施され、179社のうち92社が有効回答を寄せた。「予定あり」と回答したのは39.2%で、見込みを含めて前年から「増加する」は10.9%、「変わらない」は20.7%、「減少する」は7.6%だった。「予定はない」は47.8%だった。
採用の理由と課題
「予定あり」と回答した36社に理由を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「若手人材の確保」で83.3%が挙げた。「将来の中核人材の確保」と「地元・地域人材の確保」がそれぞれ63.9%、「人手不足の解消」が55.6%だった。
課題としては約半数が「応募者数の不足」を挙げており、企業からは「建設現場系に来る高卒新卒の人材は皆無」(金属屋根工事)といった声も寄せられた。
同支店は「足元の人手不足に加え、企業が高卒の採用を中長期的な人材戦略として位置づけていることがうかがえる」と分析している。