今年のノーベル化学賞に、東京理科大名誉教授の硤合憲三(そあいけんそう)さん(76)が選ばれた。硤合さんは7日午後8時20分ごろ、埼玉県志木市にある自宅マンションから、背広に青いネクタイ姿で報道陣の前に現れた。
報道陣から受賞決定の感想を聞かれ、「この分野の研究の価値を広く皆さんに知っていただけることを大変うれしく思っている。非常に多くの方々、世界中の研究者が関心を持っていることなので、今後もさらに研鑽(けんさん)を深めていきたいと思っております」と話した。
同級生も歓喜、LINEグループに祝福あふれる
硤合さんは広島県出身。小・中・高校の同級生という卜部(うらべ)和興さん(76)は、硤合さんの受賞が決まったことを同級生のLINEグループに流れてきたニュースで知った。「うれしいですね」と素直に喜びを語った。
硤合さんについて「すごくじっくり考えるタイプの人」だと評する。バスケットボール部で活躍し、リーダーシップもあった。
漢詩の思い出、木訥な語り口は今も
印象に残っているのは漢詩の授業中、硤合さんが自作の漢詩を作ってきたこと。「自分なりに考えて、トライしたことがすごいと思った」と振り返る。
直近で硤合さんと会ったのは約1年前。同級生たちの集まりだった。「いつもどおり、木訥(ぼくとつ)な話し方のままだった」と振り返る。「驚きはなかったけど」と話した。