米宇宙企業スペースXが4日発表した2026年4〜6月期決算は、売上高が前年同期比92%増の78億1400万ドル(約1.2兆円)、最終利益が5億4100万ドル(約850億円)の赤字となった。設備投資額は売上高を上回る183億6900万ドルで、その9割近くをAI(人工知能)向けが占めた。
株式上場後初の決算、AI投資への警戒で株価急落
6月の株式上場後、初めての決算発表となった。巨額のAI投資が警戒され、スペースXの株価は決算発表後の時間外取引で一時、約8%急落した。
AI事業への設備投資額は、前年同期の約21倍の158億2800万ドルに増えた。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「AIの計算能力を信じられないほどの速さで大規模に構築している」と説明。データセンターの計算能力を外部企業に貸し出すクラウドサービスが伸びており、AI投資を積み増しても短期間で回収できるとしている。
黒字は通信事業のみ、スターリンク契約者数が2倍に
部門別で営業利益が黒字となったのは、衛星通信網「スターリンク」などの通信事業のみだった。スターリンクの契約者数が約1200万人となり、前年同期の2倍に増えたことが影響した。



