トランプ大統領からの執拗な攻撃は、スターの証しなのか。大統領選の敗北から2年弱を経ても「次の顔」が定まらない民主党で、南部から2人の若手政治家が浮上している。
トランプ氏が執拗に攻撃する2人の若手
今年6月、トランプ氏はジョージア州選出で上院最年少のジョン・オソフ氏(39)の名前をひわいな言葉でもじり、SNSで攻撃した。「惨めな失敗作の民主党上院議員。ワシントンでは笑いものだ」とも書いた。
もう一人は、テキサス州議会議員ジェームズ・タラリコ氏(37)。トランプ氏は9月の党大会で、基調演説の約3分をタラリコ氏批判に費やした。「タラフリーコ(変人タラリコ)」と呼び、前歯が欠けた漫画の登場人物になぞらえた。
その後の各地の遊説でも攻撃を繰り返す。肉を食べない「ビーガン」なのに肉を食べて「吐きまくった」と、根拠を示さず言いふらしている。
有権者の声「彼は人のために働く人」
6月末、ジョージア州サバンナ。オソフ氏の選挙集会で、教員のデニース・ビリューさん(61)は言った。「彼は人のために働く人です」
大統領選でトランプ氏に惨敗した民主党に復活の道はあるのか。「民主社会主義」の台頭、共和党支持層にも食い込む地方からの挑戦、南部に現れた次世代の顔を追い、中間選挙を前に民主党再生の条件を探る。