ソフトバンクG、再び1兆円の無担保社債発行へ 過去最大規模
SBG、1兆円の無担保社債発行へ 過去最大規模

ソフトバンクグループ(SBG)は8月24日、個人投資家向けに1兆円の社債を発行すると発表した。国内企業が発行する個人向け社債としては過去最大規模となる。期間は7年で、利率の仮条件は市中金利の高止まりもあって年4.30〜4.90%まで上昇している。愛称は「分散ソフトバンクホークスボンド」だ。

購入単位は100万円、全購入者に特典

購入単位は100万円で、購入者全員に「お父さん応援団長」のトートバッグが贈られるという。

ここで素朴な疑問が沸かぶ。SBGの保有株式時価総額は83兆円ある。なぜ、機関投資家ではなく個人から、7年前の3.5倍もの利息を払ってまで1兆円を借りたいのか。

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株式を担保にしても足りない資金需要

SBGは2025年4〜12月期に、保有資産の売却で3兆3000億円、保有資産を担保にした借入で2兆5000億円、つなぎ借入で1兆8000億円、普通社債で9000億円、ハイブリッド社債で5000億円を調達したとされている。

つまり、同社は資産売却や担保借入、無担保社債など取れる手段をすべて取った上で資金調達に奔走しているというわけだ。

6月末の保有株式時価総額では、Arm株を約3.22兆円、子会社ソフトバンク(SBKK)株を約1.20兆円分、株式担保借入に供したほか、T-Mobile株の保有価値はカラー契約(株式先渡売買契約)による調整で実質的にゼロになっている。カラー契約とは「株を売らずに、その株を担保にして資金を前借りし、新規投資に回す」という金融スキームだ。

OpenAIへの投資が目的か

なぜここまで投資に注力するのか。その理由は、OpenAIに対する積極的な投資が挙げられる。SBGは、OpenAIに対する累積投資額が将来的に646億ドル(約10兆円)に達する見通しであることを公表している。投資完了後の株式所有比率は約13%となる見込みで、非上場とされているマイクロソフトの所有比率(市場推定約27%)に次ぐ、世界最大級の外部株主の一角になるとみられている。

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