帝国データバンク青森支店は3日、青森県むつ市の本州最北端の酒蔵「関乃井酒造」と、酒類の卸売りを行う同市の「関酒造店」が事業を停止し、破産申請の準備に入ったと発表した。2社の負債総額は計約7億2600万円とみられる。
1891年創業、地元で愛された酒蔵
発表によると、関酒造店は1891年に創業。1984年に関乃井酒造が設立された後は、同酒造が「関乃井」や「寒立馬」といった日本酒の製造を行い、同酒造店が卸売りを担ってきた。
地産地消をモットーに製造品のほとんどを下北半島内で販売する中、卸売先となる飲食店の減少など地元経済の停滞に伴って売り上げが低迷し、赤字経営が続いていた。
市長「大きな落胆と強いショック」
山本知也市長は記者団の取材に「前触れもなく、むつ市を代表する存在がなくなって、大きな落胆と強いショックを受けている。関係機関と連携して、現状を把握する」と話した。



