アメリカン・エキスプレスとANAの提携カードが全面リニューアルされる。全3券種のうち上位2券種は特典内容が強化され、新カードデザインは2026年9月2日より新規申し込みの受け付けを開始する。メディア発表会で概要が明らかになった。
初の全面リニューアル、ANAブランドを現代的にアップデート
アメリカン・エキスプレスとANAの提携カードは2009年10月に発行されて以来、空の旅を充実させる独自の価値を提供してきた。今回の全面リニューアルは初めて。アメリカン・エキスプレスの山本尚氏は「ANAブランドらしさを現代的にアップデートしたデザインになった」「ANAマイルが獲得しやすくなった」「ラウンジ利用などの特典を拡充させた」と紹介する。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」と「ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の新デザインイメージも公開された。
各カードの年会費と新特典の詳細
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは年会費7,700円。これまでと同様に、日常の買い物のほか、ANA加盟店でのショッピング、公共料金や国税などの支払い時にもポイントが加算される。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは年会費42,900円。新たに、年間のカード利用額400万円以上で15,000ボーナスマイルを付与し、羽田空港第2ターミナルPower Lounge Premiumが利用できるようになる。また、アメリカン・エキスプレスの提供するダイニング予約サービス「ポケットコンシェルジュ」を利用することで20%をキャッシュバックする(年間で最大2万円まで)。現行の特典(カードの継続で2,000マイルの付与、搭乗ボーナスの+25%マイルの付与、年2回のプライオリティパスの利用など)も継続される。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは年会費187,000円。新たに、年間のカード利用額600万円以上で30,000ボーナスマイルを付与し、羽田空港第2ターミナルPower Lounge Premiumが利用できるようになる。ポケットコンシェルジュ利用で20%をキャッシュバックする(年間で最大4万円まで)。現行の特典(カードの継続で10,000マイルの付与、搭乗ボーナスの+50%マイルの付与、無制限のプライオリティパスの利用、ANA国内線の空港ラウンジの利用など)も継続される。
旅行需要の高まりと多様化に対応
山本氏は「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、ANAマイルの獲得を追求した形に生まれ変わりました」「ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、ANAを利用した最高峰の旅の体験を実現するものです」と説明。「ANAマイルの魅力と、アメリカン・エキスプレスだから実現できるサービスを組み合わせることで、プレミアムな旅の体験価値を感じてください」とアピールする。
新規入会キャンペーンでは、最大で242,000マイル相当(ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの場合)を獲得できる。既存のカード会員に向けては、50,000マイルが当たるANAアメックス ドリームキャンペーンを実施する。
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル上席副社長の水村直美氏は、近年世界中で旅行への関心が高まっており、旅のスタイルが多様化しつつあると報告する。同社では毎年、日本を含む世界7カ国で旅行に関する意識調査を実施している。それによれば、2026年に旅行を3回以上予定している日本人は64%と、2025年の39%から大幅に増加した。2026年に6回以上の旅行を予定している人も22%と、2025年の11%からほぼ倍増している。最近では「音楽イベントに参加するため」「ひいきのチームを応援しに」など、旅に出る目的も多様化しつつある。これを踏まえて「こうしたニーズに応えるため、アメリカン・エキスプレスではANAさんとの提携カードを刷新するに至りました」と水村氏は述べた。
両社のパートナーシップと今後の展望
全日本空輸取締役執行役員の大前圭司氏は、アメリカン・エキスプレスとANAの提携カードについて「マイルという共通の価値を通じて、お客様と我々を結びつける最も重要なタッチポイントと考えています。日常のあらゆる場面でお客様にその魅力を実感していただけるよう、今後もサービスを磨き続けてまいります」と説明した。
全日本空輸上席執行役員の神田真也氏は、長引く円安に燃油サーチャージの高騰も加わり、海外旅行の費用の負担が増えている昨今の状況を危惧しつつ「日々のカードのご利用、キャンペーンのご活用で貯まったマイルを上手にお使いいただくことで、最高の旅の体験につなげていただければ幸いです。この時代において、新ANAアメックスカードでは最高峰の価値をお届けしてまいります」とまとめた。



