特殊詐欺の被害金を暗号資産に換えて詐欺グループ側に戻す資金洗浄(マネーロンダリング)を請け負ったとして、警視庁は7日、人材派遣会社「Weather」(大阪府泉佐野市)代表取締役の田中慶佑容疑者(36)=大阪府和泉市=ら3人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。同社も同容疑で書類送検する方針。
無登録での現金と暗号資産の交換
警視庁は、3人が国の登録を受けずに現金と暗号資産を交換する「相対屋(あいたいや)」として、正規業者の本人確認や監視を避けたい詐欺グループのマネロンの受け皿になっていたとみている。
ビットコインやテザーで資金洗浄
捜査関係者によると、田中容疑者らは、詐欺グループらと共謀し、2024年2月16日、SNS型投資詐欺の被害金を含む440万円を同社側の口座に送金し、暗号資産に換えるなどしたうえで、詐欺グループの口座に戻した疑いがある。
捜査関係者によると、相対屋とみられる田中容疑者らは詐欺グループ側から現金を受け取り、日本の取引所で暗号資産の「ビットコイン」を購入。そのビットコインを海外の取引所で別の暗号資産「テザー」に交換し、仲介役を通じて最終的に詐欺グループに送っていたという。
この仲介役の職業不詳の男(45)=東京都中央区=ら3人も同容疑で逮捕された。無登録で一般客の現金も暗号資産に交換か 海外の取引所を経由すること…この記事は有料記事です。残り494文字有料会員になると続きをお読みいただけます今すぐ登録(1カ月間無料)※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんログインするアプリで開く