EST GROUPは7月28日、独身若年層の住宅観に関する実態調査の結果を発表した。調査は2026年7月10日~12日、住宅購入を検討している20代~30代の独身会社員330名を対象に実施された。
購入のきっかけは「家賃の無駄感」が最多
住宅購入を検討するようになった一番のきっかけを尋ねたところ、1位は「家賃を払い続けるのがもったいないと感じたから」で27.6%、2位は「老後の住まいを確保しておきたいから」で21.5%、3位は「結婚・同棲を意識するようになったから」で18.8%だった。
この結果から、住宅購入を考えている20代~30代の独身会社員が検討を始めた一番のきっかけは、家賃を払い続けるのがもったいないと感じたことであることが分かった。
7割以上が同世代に「住まい格差」を実感
同世代の間で住まい格差があると感じるかについては、「やや感じる」が49.1%で最多。次いで「あまり感じない」が26.1%、「とても感じる」が21.8%と続いた。
「やや感じる」と「とても感じる」を合わせると70.9%となり、住宅購入を検討している20代~30代の独身会社員の7割以上が、程度の差こそあれ同世代に「住まい格差がある」と感じていることが明らかになった。
住まい格差を感じる点としては、「持ち家か賃貸かの違い」が49.1%で最多。次いで「広さ・間取りの違い」が36.8%、「都心か郊外かの立地の違い」が32.9%だった。
親世代の住宅観と異なると感じる人が6割超
親世代の住宅観(新築、郊外一戸建て、終の棲家など)と自身を比較すると、「自分とはやや異なる」が45.5%で最多だった。次いで「自分とやや似ている」が32.4%、「自分とは全く異なる」が16.4%で、「やや異なる」と「全く異なる」を合わせると61.9%となり、6割以上が親世代の住宅観を自身の考えとは異なると感じていることが分かった。
住宅購入時に重視したい条件では、「周辺環境・治安の良さ」が51.8%で最多。次いで「最寄り駅からの距離・アクセスの良さ」が45.8%、「間取りや内装・設備の充実度」が44.5%だった。
不動産会社への不満は「独身向けローン相談不足」
独身で住宅購入を検討する際の不動産会社の対応や提案への不満では、「まだ不動産に相談していない/特に不満は感じない」が28.8%で最多だった。次いで「独身向けの資金計画やローン相談が不十分である」が27.6%、「将来の資産価値に関する根拠情報が不足している」が23.6%と続いた。
具体的な不満として挙げられたのは、「独身向けの資金計画やローン相談が不十分なこと」や「将来の資産価値に関する根拠情報が不足していること」だった。
住宅価格や家賃の上昇が続く中、「独身だから賃貸」という従来の価値観にも変化が見え始めている。資産形成や将来への備えとして住宅購入を考える若年層が増えているようだ。



