中部電力の安井稔社長は8日、今月1日の就任後初めての記者会見を開き、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)のデータ不正問題に関し、「信頼回復が最優先」との認識を示した。その上で、原子力規制委員会の再稼働審査に際して同社が算出した基準地震動を計算し直す考えを明らかにした。
基準地震動の再計算を表明
安井氏は記者会見で、「地震動が本当はどういう数字だったのか、皆さんも当然知る権利がある。もう一回、算出する」と述べ、基準地震動の再計算に取り組む意向を示した。
中部電力は、外部弁護士からなる調査委員会の報告結果を受け、9月25日に浜岡原発3、4号機の再稼働審査の申請を取り下げている。
再申請と役職員処分の方針
再申請の可能性については、安井氏は「地元の理解を頂き、やっと次のステップに進める」と述べるにとどめ、具体的な言及を避けた。
一方で、引責辞任した林欣吾前社長ら以外にも役職員を処分する方針を明らかにした。