岩手銀行(本店・盛岡市)と四国銀行(同・高知市)は、顧客の情報が漏洩した可能性があると発表した。業務提携を結ぶ大和証券が5日、業務委託先への不正アクセスによる情報漏洩事案を公表しており、その影響が及んだ形だ。
両行は人数や件数を公表せず、個別に連絡
両行は、情報が漏れた可能性がある顧客の人数や情報の件数を公表していない。漏れた可能性がある顧客には個別に連絡をとっており、情報の悪用が疑われる不審な連絡に注意を呼びかけている。
大和証券は、インターネット上での問い合わせ内容の管理の委託先であるスカラコミュニケーションズ(SC)が2日から3日にかけて不正アクセスを受けたと発表。SC社がサーバー内に保存していた大和証券の顧客約11万人の氏名やメールアドレス、証券口座の番号が抜き取られ、個人が特定できないものも含めると計約22万件の情報が漏洩した可能性があるとしていた。
提携の経緯と影響範囲
四国銀は2023年、岩手銀は26年に、それぞれ大和証券と金融サービスにおける包括的業務提携を締結。証券口座を大和証券に統合し、両行が口座開設や金融商品の売買の注文を受けている。問い合わせ先も大和証券に移管していた。
同様に顧客からの問い合わせ内容の管理をSC社に委託していた、損害保険ジャパンも顧客情報が漏洩した可能性があると発表した。事業者向けのドライブレコーダーに関する延べ6万件の問い合わせについて、顧客の氏名や電話番号、勤務先などの情報が漏れた可能性があるという。