国の文化審議会は16日、愛知県岡崎市の滝山東照宮日吉山王社本殿を重要文化財に指定するよう、文部科学相に答申した。正式に指定されると、県内の国宝・重要文化財などは478件、うち建造物は88件になる。
1645年建設の七間社流造
県などによると、本殿は滝山寺本堂(国重要文化財)の裏に建つ神社の建物で、1645年に建てられた。柱と柱の間が七つ並び、前側の屋根が長く伸びる「七間社流造」という造りで、屋根はヒノキなどの薄い板を重ねてふいた「こけら葺き」。
滝山寺を守る神社として建てられ、江戸時代には徳川家の厚い保護を受けたとされる。
内部は一室、山王七神をまつる
本殿の内部は仕切りのない一室で、祭壇に「山王七神」をまつる。徳川家が建てた経緯が明らかで、滝山寺と滝山東照宮の境内の歴史や建物の配置をよく示すことも評価された。
内部を一室にして神を一つの空間でまつる例も珍しいという。