島根県出雲市の出雲大社神楽殿に架ける日本最大級の大しめ縄(長さ約13.6メートル)が8年ぶりに架け替えられる。飯南町花栗の「大しめなわ創作館」で20日、2本の大縄を重機と人力で撚り合わせて大しめ縄の形にする「大撚り合わせ」が行われた。架け替えは21日に行われる。
稲わらから手作り、8年ぶりの架け替え
しめ縄づくりは、出雲大社から依頼を受けた町注連縄企業組合が実施。昨年は田植えと収穫で稲わらを確保し、今年3月からは稲わらをしめ縄の形に整えるための作業を進めてきた。大撚り合わせは最終工程にあたる。
創作館では大勢の観光客が見守る中、長さ約17メートルずつあるしめ縄の片方を二つのクレーンでつり上げ、もう片方を組合のメンバーらが押しながらより合わせた。広島県福山市の会社員の男性(58)は「出雲大社に行ったことはあるが、しめ縄を作っているところを見たのは初めて。大きさに圧倒された」と話していた。
伝統技術と現代機械の融合
大しめ縄の製作は、地元の飯南町注連縄企業組合が担ってきた。同組合は、地域の稲わらを活用し、伝統的な手法でしめ縄を製作している。今回の架け替えは8年ぶりで、前回は2018年に行われた。
大撚り合わせの工程では、2本の大縄を均一に撚り合わせるため、クレーンで吊り上げながら組合員が手作業で調整した。完成した大しめ縄は、21日に出雲大社神楽殿に奉納され、参拝者を迎える。



