利根商が2大会連続8強、急造捕手・稲田が攻守に活躍 夏の高校野球群馬大会
利根商が2大会連続8強、急造捕手・稲田が攻守に活躍

夏の高校野球群馬県大会は19日、前日からの雨天順延となった3回戦4試合が県立敷島公園野球場と高崎城南球場で行われた。3連覇を狙う健大高崎、春の県大会準優勝の前橋商、前回大会4強の東農大二が勝ち上がる中、利根商は明和県央を破り、2大会連続で8強入りを決めた。20日は両球場で残りの3回戦4試合が行われ、8強が出そろう。

北毛勢初の甲子園を目指す利根商、急造捕手が躍動

北毛勢として初の甲子園出場を目指す利根商は、2年生の「急造捕手」が攻守にわたって存在感を発揮し、8強入りを決めた。3点リードの四回二死二塁、左打席に入った8番・稲田銀次郎選手(2年)が低めのカーブを引っかけ、打球は一塁方向へ。全力疾走し、頭から滑り込むと間一髪のセーフに。続く勅使川原壮哉主将(3年)が右翼へ適時打を放ち、「欲しかった」という4点目をもぎ取り、試合の流れを決定づけた。

稲田選手は元々右打ちだが、走力を生かそうと昨年7月から左打ちに挑戦。しかし、素振りをしすぎて腰をけがし、約半年間プレーができなかった。それでも「仲間から学ぶ良い機会」ととらえ、練習する仲間を徹底的に観察し、自身の技術向上につなげてきた。

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外野手から捕手へコンバート、正捕手の座を掴む

今年5月には捕手が手薄だったチーム状況から、外野手から捕手にコンバート。急な変更にも、福田治男監督から積極的に助言を仰ぎ、配球を学ぶなど努力を重ねて今大会から正捕手の座をつかみ取った。この日は、エースの石坂宥人投手(同)らをリードし、無失点に抑えて守りでも勝利に貢献。試合後、「つなぐ役割を果たすことができた」と笑顔で語り、福田監督も「彼の持ち味がよく出ていた」とたたえた。

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