3連休初日となった18日、かつて東北を走った懐かしの「旧国鉄色」のクリーム色と青いラインを復刻した特急「いなほ」の運行が、新潟―酒田(山形県)間で始まった。山形県とJR東日本などによる「山形庄内夏の観光キャンペーン」の一環で、羽越線などを走るいなほ(E653系)の1編成を、東北線の夜行特急「はくつる」などで活躍した583系のカラーに塗り替えたものだ。583系は車両の老朽化に伴い、2017年に引退していた。
復刻塗装の背景と詳細
JR東日本新潟事業本部によると、583系をイメージした塗装を現役車両に復刻するのはJR東で初めての試み。この日、酒田駅から乗り込んだ新潟県三条市の男性会社員(37)は「懐かしい色合いがたまらない。日本海の絶景が楽しみ」と笑顔で話した。復刻された編成は、3連休期間中に新潟―酒田間を往復運行し、日本海沿いの絶景を楽しめる機会を提供している。
583系の歴史とファンの反応
583系は1960年代から2017年まで活躍した寝台電車で、夜行特急「はくつる」などで多くの旅客に利用された。老朽化により引退後も根強い人気があり、今回の復刻は鉄道ファンの間で大きな話題となっている。JR東日本は今後も観光キャンペーンを通じて地域活性化を図る方針で、復刻塗装車両は期間限定で運行される予定だ。



