英バーナム新政権との関係改善「見込みなし」 ロシア大統領府が表明
英バーナム新政権との関係改善「見込みなし」 露大統領府

ロシア大統領府(クレムリン)は21日、英国で就任したばかりのバーナム新首相のウクライナ支援姿勢を批判し、冷え込む英ロ関係の改善について「期待は抱いていない」と表明した。

クレムリン、関係改善に否定的見解

ロシアは英国を最も敵対的な西側諸国の一つとみなしている。英国領内でのロシアによる毒殺疑惑など数々の問題で両国関係はすでに冷え込んでいたが、ウクライナ侵攻勃発後、英国はウクライナの主要な支援国の一つとしての立場を明らかにした。

関係改善の可能性があるかとのAFPの質問に対し、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は「そのような期待は抱いていない」と回答。さらに「彼(バーナム氏)が真っ先に行ったのはウクライナへの支持表明であり、それはつまり、戦争を継続させるためにあらゆる手をつくす意向を示したということだ」と語った。

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バーナム首相、就任初日にゼレンスキー氏と会談

キア・スターマー氏の後を継いだバーナム首相は、就任初日にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。バーナム氏はゼレンスキー氏との会談で、ウクライナに関する英政府の政策に「変更はない」こと、そして「100パーセント彼と共に歩む」ことを伝えるとしていた。

この発言は、ロシア側の警戒をさらに強めるものとなった。ペスコフ報道官は、バーナム氏の姿勢が英ロ関係の改善をより困難にしているとの認識を示した。

英ロ関係の現状と今後の展望

両国関係は、2018年の元ロシア情報機関員セルゲイ・スクリパリ氏とその娘の毒殺未遂事件以来、極度に悪化している。英国はロシアに対する経済制裁を主導し、ロシア側も報復措置を取っている。今回のクレムリンの発言は、バーナム政権下でもこの緊張状態が継続することを示唆している。

専門家は、ウクライナ問題をめぐる立場の相違が解消されない限り、英ロ関係の改善は見込めないと分析している。バーナム首相のウクライナ全面支援の方針は、ロシアとの対立を長期化させる要因となっている。

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