西鉄貝塚線600形、引退目前のラストスパート 復刻ツートンカラーも運行中
西鉄貝塚線600形、引退目前のラストスパート 復刻ツートンカラーも

西日本鉄道(西鉄)貝塚線で活躍する「600形」電車が、2028年3月までに全車引退する予定です。製造から60年以上が経過し老朽化が進む中、現在はデビュー当時のツートンカラーを再現した復刻版も運行され、ラストスパートを迎えています。

オキサイドイエローの車体が駆け抜ける

整然と立ち並ぶ架線柱の奥から、夕日を浴びた「オキサイドイエロー」と呼ばれる黄色の車体が現れました。2両編成のレトロな通勤列車が、今日も軽快に走ります。撮影データによると、場所は貝塚―名島駅間(福岡市東区)、撮影日時は2026年8月3日午後6時1分です。レンズは100―400ミリズーム、ISO感度500、シャッター速度2000分の1、絞りF5.6で撮影されました。

貝塚線の歴史と600形の歩み

西鉄貝塚線は、福岡市の北東部に位置する貝塚駅から、西鉄新宮駅(福岡県新宮町)までの約11キロを結びます。1924年(大正13年)に「博多湾鉄道汽船」により運行を開始し、42年(昭和17年)に西鉄の路線となりました。高層マンションのエリアから閑静な住宅街、田園地帯まで、短い路線ながら様々な車窓を楽しめます。

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近年では沿線の再開発などにより利用客が増加し、国内でも屈指の混雑路線となっています。その輸送を支えてきたのが600形です。62年から製造が始まった通勤型車両で、丸みを帯びた見た目が温かな印象を与えます。元々は福岡県を南北に縦断する天神大牟田線で運行していましたが、90年に転属し、現在は貝塚線の顔となっています。

復刻塗装と運転台の魅力

600形は製造から60年以上を経て老朽化が進んでいることから、2028年3月までには全車が役目を終える予定です。引退を前に、沿線の人々に親しまれてきたオキサイドイエローの他にも、デビュー当時と同じマルーン(えび茶色)とベージュのツートンカラーで塗装された復刻版の車両も運行されています。

また、アナログなデザインの計器が目を引く、600形の武骨な運転台も見どころの一つです。長年、福岡の地を走り抜けてきた「ベテラン」が、今まさにラストスパートをかけています。

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